五味太郎さんはデザインが美しく、色々な仕掛け絵本も多いですが、 私が一番好きなのはこの本。

歯医者が恐くて仕方の無いわにさんが治療に行きます。 ところが歯医者さんはその大きな口が恐くてどきどき。。。

こわいなぁ・・・ こわいなぁ・・・
どうしよう・・・ どうしよう・・・

本の右と左、同じ場面で同じ言葉が繰り返されるのですが、 それぞれの口から出ると全く違う意味になってくるのが面白いです。 ニュアンスの違いを声に出して読むと子ども達にオオウケ。 年齢を問わず、「わにさんの本読んでぇ」のリクエストも多くて、 ０歳クラスの子が小さい声で「ドキッ」と一緒に言ってくれたり、 ５歳クラスが「ギャハハハ」と馬鹿笑いで部屋が揺れたり、 読んでいる私も本当に楽しめました。貴方も是非"声に出して"読んでみて下さい。きっと日本語って奥深いなぁと実感できますよ。
虫歯予防の絵本としても二重丸です！。

役者をしている友人に読んでもらったら
「なかなかよく出来てるテキストだわ（笑）」
とお墨付きを貰いました。卵の貴方も練習用にどうぞ（^^）。

＊ 12cm×12cmのポケット版も出ています。