これはタイトルに引かれてお店で衝動買いした本ですが、とっても良かったです。

簡単に言うと、不登校の小学生“まい”が田舎に住む外国人の祖母のもとで魔女修行を することになり、彼女と生活して行く中で自分の生きる力を取り戻して行く･･･というお話です。

文字で見ると何それ？！作り過ぎィ〜(^^;って設定だけど、あっという間に引き込まれてしまいます。 あのスタジオジブリの次回作！といってもきっと誰もが信じちゃう、それ程素敵なお話です。
(ジブリは“トトロ”や“魔女の宅急便”の宮崎駿さんのところ、ご存知ですよね）

“魔女”とはまいのおばあちゃんのこと。彼女がとっても魅力的に描かれています。魔女の家周辺の自然描写は本当に美しく、 心にゆったり染み込んでくる優しい語り口はとても新鮮です。流行のハーブは庭いっぱいに植えられていて、それをミントティーにしたり、 木苺ジャムを作ってる様子は思わず「私も食べた〜〜〜〜い、飲みた〜〜〜〜い！！！。」と叫んじゃいますヨ。

そんな二人の会話や生活の様子は，読み手である私達が色んな事を考えさせられたり、 どこか懐かしく感じられてほっとしたり、ひとりうんうんとうなずいたり、 日常の慌ただしさの中で忘れていた大切な何かを思い出させてくれると思います。

子育てや保育にも参考になりますが、自分の為に読んで欲しい。
久々に、読後さわやかな風を感じた本、ぴ か ☆”今一番のお薦めです。